僕は手足に生まれつきの障がいを持っている。
車いすに乗るほど重度ではないけれど、みんなと歩く速度を合わせたり、階段などはちょっとつらい。
そんな感じの中程度の障がいだ。
この障がいのせいでいじめにもあってきた。
障がいなんてあっても、ひとつもいいことない。そう思っていたけれどひとつだけいいことがあった。
それは障がい者と健常者の間を行き来できることだった。
行き来、出来たらいろいろなことが見えてくる。
そしてそれを絵本などにして表現できる。
僕はこの表現の方法をシロ×クロと呼んできた。
僕だから書ける世界を書く。
何かが変わってくれるかもしれない。